運動指導KDIの運動指導


すべての子どもに、
運動能力の「巧緻性」を

運動神経は遺伝で決まると思われがちですが、環境によってその能力を高められます。たとえば、「力強さ」は筋力や骨格が発達する高校生時代に、「ねばり強さ」は心肺機能が発達する小学校高学年から中学生時代に身につけるのが安全かつ効率的であると言われています。そして、脳や神経系が著しく成長する幼児期には「巧緻性」、すなわち自分でイメージした通りに身体を動かす運動能力を身につけることが重要だと言われています。幼児期に大事なことは、将来あらゆるスポーツに挑む上での基盤となる身体の動かし方を身につけること。そのために、様々な運動やあそびを体験する環境をいかに用意できるかが大事というわけです。

9つの運動の基本動作を
身につける「忍者あそび」

運動には、走る・跳ぶ・投げるなどの9つの基本動作があり、すべてのスポーツはこれら基本動作を組み合わせることで構成されています。KDI は、スポーツバイオメカニクス学の権威である東京大学名誉教授の深代先生監修のもと、子どもたちが楽しみながら9つの基本動作を段階的に習得できる運動プログラム「忍者あそび」を開発。子どもたちはこの300 種類の「忍者あそび」を通じて新しい動作を経験し、日々ゲームを行うことで、運動をあそび感覚で楽しみながら身体に定着させていきます。

「投げる」を習得するまで

はじめからプロ野球選手のピッチャーのような投球フォームで投げられる子どもは一人もいません。なぜなら投球動作は、複雑な動作がいくつも組み合わさっているからです。KDI では、9 つの基本動作をすべて段階指導しており、スポーツバイオメカニクス学をもとに考案したプログラムを通じて、卒園時には小学校3 年生レベルの運動動作を習得。スポーツで必要な基本動作を身につけることで、将来の豊かなスポーツライフへとつなげていきます。

忍者リーグ

  • 縦割り活動

    異学年交流

  • 勝ち負けのある活動

    勝ち負けの経験

  • 戦略・戦術が必要な活動

    チームでの協力

異学年での活動が
子どもを大きく成長させる

年少から年長までの縦割りで、いろいろな年齢の子が一緒になって試合をする「忍者リーグ」。チームごとに作戦を立てて試合を行うことで、リーダーシップや仲間と協力する協調性を育みます。勝つ喜びや負ける悔しさ、グッドウィナー・グッドルーザーの精神を学ぶなど、精神的にも大きく成長します。

KDI設立に寄せて

東京大学名誉教授
日本女子体育大学 学長 深代 千之 氏

【プロフィール】
日本のスポーツバイオメカニクス研究の第一人者。トップアスリートの動作分析から子どもの発育発達まで、
幅広く研究しており文部科学省の冊子や保健体育教科書の作成にも携わる。現在、日本の体育教育に関するオピニオンリーダーである。

自分の限界を決めるのは自分。

可能性を信じて行動できる子どもに。
近年、「ムリ」「出来ない」という言葉を発する子どもが増えました。この現実を大人は深刻に受け止める必要があります。世界にはオリンピックで8個の金メダルを獲得後に医者になった選手や、スケートで金メダル、自転車でもチャンピオン、引退後には名高い整形外科になった選手などがいます。オリンピックで金メダルを獲得しても、自分の可能性はまだあると信じて行動した結果です。
自分の限界を決めるのは自分でしかありません。この成長を「ムリ」「出来ない」と決めつけて簡単に諦めてしまうことは非常に残念なことです。大人も子どもたちの可能性を最初から決めつけてはいけません。
海外の文武両道の成功には科学的な意味もあります。運動と勉強は分けて考えられがちですが、実は同じことです。運動動作を覚える、九九を覚える、どちらも脳が覚えるのです。運動をすることで脳が育つ、これが遊びとなれば、子どもたちは楽しんで成長できます。更には科学的評価で成長の見える化を行い、正しく成長を評価、把握することで子どもたちをより高いところに導く、これこそが幼児期に必要な教育です。

運動指導について
園児保護者さまの声

  • 年少々

  • 年少

  • 年中

  • 年長

ある日突然、ボールの投げ方のフォームが正しく、上手に投げていたのに驚きました。KDIで習ってきたことを自宅でやっている事も多々あり、色々な歩き方や体制、スタートダッシュなど家では教えていない動きを見せてくれます。

2歳になってすぐの入園にもかかわらず、忍者(運動)の授業参観でみんな先生の指示通りに動いたりダンスしたりと一体感を保てる姿に涙が出そうになりました。
プライベートでは2歳で自転車に乗れるようになり周りに驚かれています。3歳2ヶ月、現在立ち漕ぎやブレーキもできて遊び道具ではなく移動手段として使えるようになり、小さい身体で乗っていると注目を集め、本人にとっても大きな自信になっています。基礎的な体の動かし方を習っているのも大きいかと思います。

良い走り方や投げ方の指導、忍者リーグなどのチームでの対抗戦、忍者チャレンジの縄跳びなどの基礎体力や技術の習得と、日常の中にやる気を刺激する仕掛けがたくさんあるので、程よい競争心を持ちながら、レベルアップを楽しんで取り組んでいます。スポーツデー、体力測定、忍者リーグは楽しみなイベントです。

忍者で経験した動物歩きや投げる動作等を見せてくれますが、年少々の頃と比べ動きもスムーズになってきました。また、体操を元気いっぱい楽しそうに見せてくれるので、身体を動かすことが好きになっていることが嬉しいです。

様々な動きや種目を取り入れていただいているので、体の動かし方がうまくなってきたように感じます。ボールも遠くまで飛ばせるようになりました。忍者の時間はとても好きと言っています。

苦手だった運動も、基礎から実践までを教えてくださる手法で、体力がつき、体の動かし方がわかるようになったようです。今では、積極的に運動をするようになりました。

兄妹ともにKDIで一番好きな時間は忍者!と答えるほど、楽しく基礎を定着させるということに特化した内容だと思います。走り方、ボールの投げ方などお友達と一緒に楽しみながら気づいたら自然と身についていた印象です。

走り方の姿勢や、ボールの投げ方など基礎からのプロセスを大切に指導してくれる点が素晴らしいと思います。入園後に走るフォームが見違えました。

上の子が小学校にあがって、投げる、走るが特によくできるのは、KDIのおかげだと思います。授業参観や運動会で拝見しても、子供が楽しく理解し、やる気を持って練習に取り組めるよう、いつも工夫をこらした説明、指導が素晴らしいです。子供達の笑い声も多くて、本当に楽しんでいる様子が微笑ましいです。

走る姿勢やポイントなどを細かく指導していただけるのでとても良かったと思います。運動会での組体操、難しい動きも出来ていて、あの年齢でここまで出来るのかと先生方のご指導の素晴らしさを感じました。運動会の練習も全く嫌がらず、むしろ楽しみにしていたのが親としては一番の驚愕ポイントでした…

子どものやる気を引っ張り出す工夫がされていて、運動に自信がない娘でも楽しく取り組んでいました。苦手でも頑張ればできる!と思えるように成長したようです。

単純に体を動かす時間があるのではなく、ボールの投げ方や走り方など体の使い方を教えてくれるので、いわゆる「運動音痴」がKDIには1人もいない気がします。一定以上の運動ができるところまで引き上げてくれており、これから何かスポーツを始めるにしても土台となる力がついたと思います。運動会も、昨今流行りの順位がつかないようなものではなく、1位からきちんと順位付けされるシビアなもので、子供たちも泣いたり喜んだりしてとても良い経験になっていると思います。